広島の建物を守る左官工事の役割!施工事例を紹介
広島県には政令指定都市の広島市街地や尾道の美しい街並み、宮島の伝統建築など街並みを彩る美しい建物が多く見られます。その陰には、建築の基礎を支える左官工事の存在があります。左官工事は、外壁や内装の仕上げにおいて重要な役割を果たし、あらゆる建物の耐久性や美観を高める技術で、昔から多くの建物の建設や修繕を支えてきました。伝統建築と革新的な建物が交錯する広島において、左官職人たちはその技術を守りながら、時代のニーズに応える新しい挑戦を続けています。本記事では、広島の建物を守る左官工事の役割やその施工事例について解説しましょう。
広島の建物を守る左官工事の施工事例
広島には多くの左官工事を手掛ける職人や会社が存在します。それらの事例の一部を紹介しましょう。まず、公共設備の外壁修復などを行っています。劣化した建物の外壁を修復し、美しいタイル張りの建物の修繕を行いました。広島市総合屋内プールの大規模な修繕工事にも参画しています。1991年に建設された建物もすでに30年以上が経過し、劣化が進んでいます。この部分に外壁を中心とした大規模な補修を行い、見事復活させました。これも左官職人の技によるものです。また、身近なものでは広島県内のマンションの外壁補修なども左官職人が活躍しています。このように公共建築物に代表される大きな建物から身近な建物、住宅のように小さな建物まで修繕や建築を通じて左官工は活躍しているのです。
左官工事は意外な場所でも活躍
左官工事といえば外壁の工事というイメージもありますが、実はモルタルやプラスターなどを使う場面であれば、様々な場所で活躍しています。例えば、モルタルで作られた階段なども左官職人の手によって作られていることが少なくありません。
左官職人が扱う漆喰(しっくい)とは?
左官職人が積極的に使用している材料として漆喰があります。これは消石灰を主原料とした塗料のことで、壁などに塗り重ねていくことによって調湿効果を発揮する建材です。この機能から壁面に塗ることで呼吸する壁とも呼ばれる壁になります。